
入院中の生活ってどんなもの?
出産後の入院生活は、ママのからだを休めながら、赤ちゃんとの暮らしを少しずつ始めるための時間です。
産後の子宮は、6~8週間ほどかけて妊娠前の状態へ戻ります。入院中は、体温や血圧、子宮の戻り、悪露(産後に続く出血や分泌物)、傷の状態などを確認し、急な出血などにも注意しながら経過をみていきます。思ったより動けると感じても、からだには疲れが残っています。
「生まれました」の連絡はパートナーにお願いし、面会はその日の体調に合わせて短時間にするなど、無理のない範囲にしましょう。赤ちゃんが眠っているときは、ママも休むことが大切です。ご家族もそのことを知り、ママがゆっくり休める環境を整えましょう。
昨日までおなかの中にいた赤ちゃんは、生まれたその時から、その子のペースでおなかの外の環境に少しずつ慣れていきます。
授乳や抱っこ、おむつ交換、沐浴などを教わりますが、入院中にすべて上手にできるようになる必要はありません。分からないことや不安なことは、助産師に聞いてみましょう。「こんなことを聞いてもいいのかな」と遠慮しなくて大丈夫です。
母子同室の目安や授乳の進め方、面会のルール、入院日数などは、施設や出産方法、ママと赤ちゃんの状態によって異なります。妊娠中に確認しておくと、安心して出産を迎えられます。
赤ちゃんとの生活のはじまりを、心とからだをいたわりながら、穏やかに過ごせますように。
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<根本靖子先生>
助産師。出張専門助産院「アンダンテ」院長、みやぎ助産師オンラインチーム(M-MOT)代表。東北大学病院に約17年勤務後、アンダンテを開業して10年。産後ケア事業や新生児訪問、両親学級などに携わり、これまでに6,000組以上の母子を支援。第45回母子保健奨励賞受賞。
